2014年08月11日

北陸新協さんの、頭痛肩こり樋口一葉を観た

新津です

ちょっと前になりますが、北陸新協さんの頭痛肩こり樋口一葉を観ました

katakori

実はよく知らなかったんですが、劇団北陸新協さんというのは昭和9年設立で、今年で80周年を迎えるかなり歴史のある劇団さんでした。設立50年の時点での本が出てることに驚きです

それで、お芝居のほうなんですが、やはり歴史があるというか、僕らみたいにゆるいセットや内容ではなく、しっかりした感じでした。ちなみに、調べたら10年前の70周年の際にも同じ演目を上演されているんですね。新協さんのそういうアニバーサリー的な演目なのでしょうか

 

舞台

舞台に関して言うと、所謂昔の家の居間みたいなところを横から切り取った形で、下手が玄関で客席側が縁側という風になっていました。時代背景を反映したセットで、そこに着物姿の役者陣が出てくると昔の雰囲気ある空間がそこに出現します

途中で洗い張りのシーンがあり、一旦舞台を隠して前面のみで演技をするシーンがあったんですが、隠した裏で舞台に何か変化があるのかなと思ったら、特になく、まぁ、場所が違うということを明示する意図だったとは思うんですが、個人的に何かギミックがほしくなったりしました

 

役者

やはり歴史のある劇団だけあり、役者の方々は年季があって非常に堂々とした演技をされていたように見えました。女優のみの作品ですが、その女性同士の会話の妙を時に楽しく、特に興味深く、時に切ない感じで紡ぎ出されていました。あと、幽霊役の方の間の取り方や所作がコミカルで面白かったですね。まぁ、時々間なのか台詞が怪しいのかわからなかったところもありましたが、意に介せず堂々とやりきり、それもまた老練の技というべきかもしれません

 

照明

幽霊が出てくるシーンと通常のシーンがあるんですが、その辺りの雰囲気の切り替えが非常にマッチしていて良かったです。あと、蛍の仕掛けも面白いと思います

照明というよりは、映像なのかもしれませんが、「昭和何年夏子の家」みたいな感じで時と場所をプロジェクタで舞台に写されていましたが、もう全然読めなかったのが残念でした。特に下のほうは舞台に映像がかかっていて、なんとももどかしい感じがしました。プロジェクションマッピングってこういう時に使ったらいいのかもしれないと思いました

まぁ、文字は読めなくてもそこまで影響はないんですけどね

 

音響

個人的にちょっと残念というか、もの足りない気がしたのが音響部分でした。結構頻繁に暗転があって場面が切り替わるんですが、そこで使われるブリッジ音楽がすべて一緒なんですね※1。「ぼんぼん盆の十六日に〜」という歌なんですが、最初聞いているときは雰囲気に合っていていいなぁと思うものの、長めの暗転の度に聞いているとなんだかとてもマンネリというか、率直に言うと飽きてきました。そして、暗転明けに上にも書いた映像が出るので、すごくもやもやした感じになりました

 

あと、終盤に挿入歌が入るんですが、客席から見ると、最初の幽霊の人が出てくると思ったら違う人が出てきて急に歌い出すと言う形に見えてしまって、ちょっと面白い感じになっていたのが本当に良かったのかどうか気になるところでした。客席からもずいぶん笑いが漏れていましたし……

※1実はすべてバージョン違いだったとの指摘をいただきました。おいらには概ね同じに聞こえたので、すべて一緒という表記をしましたが違ってました。すみません。

 

その他

色々と細かいことは書きましたが、話は言うまでもなく、全体的にしっかりした舞台で、三時間という長丁場でしたがゆっくり楽しむことができました。80年の歴史を感じさせる舞台だったと思います。

次は90周年での公演になるんでしょうか。また、観てみたいと思いました

 

そんな感じです


posted by ジョキャニーニャ at 11:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/102294236

この記事へのトラックバック
石川県金沢市で細々と活動するCoffeeジョキャニーニャのブログ

ジョキャニーニャブログ